欧州委員会が玩具材料に含まれる六価クロムの移行限界値を強化することを提案しました

2017/10/27

2017年9月6日、欧州委員会は世界貿易機構(WTO)に対し、玩具安全指令における“削り取ることが可能な玩具材料(scraped - off toy materials)”に含まれる六価クロムの移行限界値を強化する提案を通知しました。この提案は、2018年の第一四半期に採択され、欧州連合の官報(OJEU)による公表の18か月後に発効する見込みです。


規制強化の背景

健康および環境リスクに関する科学専門委員会(SCHER)は、2015年に、「玩具の六価クロム」についての新しい科学研究に基づく最終意見として、現在のおもちゃの六価クロムの移行限界値を可能な限り最低レベルに引き下げるべきであると報告しました。

提案された基準値
六価クロム(Cr VI) 現在の玩具安全指令の限界値 (mg/kg) 新しく提案された玩具安全指令の限界値(mg/kg)
カテゴリーI: 乾いている/砕けやすい/粉状の/柔らかい玩具材料 0.02 0.02(変更なし)
カテゴリーII:
液体または粘着性の玩具材料
0.005 0.005(変更なし)
カテゴリーIII:削り取れる玩具材料
(塗膜・コーティング・ペイントなど)
0.2 0.053(新基準)

検査方法

提案にしたがい、欧州標準化委員会(CEN)がEN 71-3の六価クロム検出方法を改善すべく検査方法の見直しを進めています。更新された検査方法は、まもなく発表されることになっており、それによって0.0025mg/kgの濃度まで信頼性を担保した計測が可能となることが期待されています。


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