CPSCがベビーベッド用マットレスの安全規格制定案を公表

2020/11/30

2020年10月26日米国消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission、以下「委員会」)は、新しいベビーベッド用マットレスの安全規格(16 CFR 1241)の法制化に関する制定案を連邦官報で発表しました。

委員会は、2008年改正の消費者製品安全改善法(CPSIA)第104条により、乳幼児用耐久製品の消費者製品安全規格を発布することが求められています。各規格には、該当する自主規格と「実質的に同等」か、または自主規格以上に厳しい基準が対象製品に関連する怪我のリスクを軽減すると委員会が結論づけた場合はより厳しい基準が適用されます。今回委員会は、ベビーベッド用マットレスの安全規格をCPSIA第104条b(安全基準)の指令に対応するかたちで提案しています。

制定案によれば、この最終規則は、フルサイズのベビーベッド用マットレスとフルサイズ以外のベビーベッド用マットレス、およびプレイヤードとフルサイズ以外のベビーベッドに使用される補完用のマットレスに適用されます。

制定案では、既に存在しているベビーベッド用マットレスの消費者安全規格(ASTM F2933-19)に修正を加えて強制規格とすることを推奨しています。修正箇所は、編集上の変更や明確化のほかに、以下が含まれます。

  1. 窒息の危険
  2. マットレスのシーツの締め付けによる装着不備にともなう挟まり事故の危険
  3. 規格寸法外の長方形製品を補完するフルサイズ以外のマットレスによる挟まり事故の危険
  4. マットレスを突き破って飛び出たコイル・スプリングによる裂傷の危険
  5. 乳児の位置や柔らかい床面、隙間への挟まり事故に関する乳幼児突然死症候群(SIDS)と窒息についてのラベル形式の改善と警告表示の特定

また委員会は、消費者登録規則16 CFR 1130を改訂してベビーベッド用マットレスを乳幼児用耐久製品として位置づけ、消費者登録カードをベビーベッド用マットレスにも義務付けることを意図しています。

ベビーベッド用マットレスの規則制定案に対するパブリックコメントは2021年1月11日まで受け付けています。
最終規則は承認後、連邦官報で公布され、公布日から6か月以内に発効される予定です。

ベビーベッド用マットレスの規則制定案:
https://www.federalregister.gov/documents/2020/10/26/2020-22558/safety-standard-for-crib-mattresses