ブレグジット:英国からEU消費者向け電子商取引の新たなルール

2021/5/25

電子商取引(Eコマース)の開発は、欧州連合(EU)の調和法を施行するうえで、市場監視当局に課題をもたらしました。これらの懸念に対処するための規制- Regulation (EU)1020/2019が2021年7月16日から施行されます。

Regulation (EU)1020/2019は、EU市場に参入する製品を管理するための枠組みに基づいて構築されています。英国から入るもので、欧州調和法(付属書I)に記載されている製品が対象となります。それぞれの規制にしたがって、責任を負うべき事業者を指名することが明確に要求されます。これは通常、製造業者または輸入業者のいずれかとなります。Regulation (EU)1020/2019は、すでに責任者の指名を義務付けているREACHや一般製品安全指令(GPSD, General Product Safety Directive)など「古いアプローチ規制」には適用されません。また化粧品も別の規制が適用されており、対象外となります。

Regulation (EU)1020/2019には、「フルフィルメント・サービス・プロバイダー(fulfilment service provider)」という新しい事業者も追加されています。これまでは、フルフィルメントハウス(梱包倉庫)は、市場に商品を出さずEU圏内に保管したり、時には、市場に出すことがあってもEU商法上の責任は負いませんでした。Regulation (EU)1020/2019は、この習慣を事実上終わらせるもので、EU圏内に拠点を置く製造業者や輸入業者がいない場合は、フルフィルメント・サービス・プロバイダーが責任を持つことになります。

その他の法規制の対象となる製品は、引き続き一般製品安全指令(GPSD)の要求にしたがい、製造業者の名前が求められます。GPSDは、すべてを網羅するための要求事項で、フットウェア・アパレル・家庭用雑貨など特定の安全法の規定がない消費財すべてに適用されます。

原文(英語):BREXIT: UK BASED DIRECT TO EU CONSUMER E-TAIL