AATCC(米国繊維化学技術・染色技術協会)が、家庭内での洗濯中に放出される繊維片に対する新しい試験方法(TM212)を発表

2021/10/26

家庭内/工業内での洗濯中に繊維製品から放出された繊維片は、水処理施設で完全にろ過されず、水路に侵入して汚染する可能性があることが、いくつかの研究で結論付けられています。このような繊維片は、水生生物の体内で検出されており、私たちの食物連鎖に長期的な影響を与える可能性があります。米国繊維化学技術・染色技術協会(the American Association of Textile Chemists and Colorists;以下、AATCC)は、繊維素材を評価するための新しい方法、AATCC TM212「家庭での洗濯中に発生する繊維片放出の試験方法」を公開しました。

この試験方法は、洗濯の過程で繊維片を放出する繊維材料の傾向に対する評価方法を明示しています。実際の家庭での洗濯とこの手順の間に相関関係は実証されていませんが、放出される繊維の概要を算出し、他の素材と比較するためにも使用できます。

試験方法内の定義は以下のとおりです。

  • 繊維片(fiber fragment)
    繊維製品から破り取られた(もしくは分けられた)n.-aの小さい生地片(一般的に各面が<5×10-3mの大きさ)
  • マイクロファイバー(microfiber)
    線密度が1デニール未満、もしくは1デシテックスのn.-aの非常に小さい繊維

マイクロファイバー(microfiber)と繊維片(fiber fragment)という用語は同じ意味で使用される場合があることに注意してください。この試験方法の文中では、繊維片(fiber fragment)のみを考慮しています

上記検査はビューローベリタス広州ラボ(中国)およびホーチミンラボ(ベトナム)にて実施しております。

詳細については、AATCCウェブサイト(英語)をご参照ください。
→ AATCC Method Quantifies Fiber Shedding
→ TM212 Fiber Fragment Release During Home Laundering